コードの実行
プログラミングというのは、コンピュータに命令を与えて、処理を行なうことです。この命令のことをソースコード(文字が隠れているところは、クリックでめくれます)と呼びます。略してソース、あるいはコードとも呼びます。(この教材ではいったんコードで統一します。)それでは、まずは簡単なコードを書いて実行するところから始めてみましょう。
たとえば、printという命令を使ったコードを書くことで、数値や文字を画面に表示(出力と言います)できます。まずは以下のプログラムを実行してみましょう。「コードの実行」ボタンを押してください。
プログラムの学習は、以下の繰り返しで学習していくのがお勧めです。
本教材でも、実際にコードを実行してみて、意図したようにプログラムを動かせるかどうかを確認しながら進めていくことにします。
それでは簡単な演習を行なってみましょう。ちなみに、コードは理由がない限りは、すべて半角(直接入力)で入力していきます。コード上では全角文字と半角文字は別の文字として認識されるので、必ず区別して書くようにしましょう。
演習1
printを使って、数値の3を出力するコードを書いてください。
演習2
printを使って、数値の777を出力するコードを書いてください。
数値の演算
printを使う場合、足し算や引き算などを行う事もできます。
たとえば、足し算を行なうコードであれば次のように書きます。
引き算も同様です。
また、かけ算の場合は「*」を使います。
割り算の場合は「/」を使います。を使います。(結果が小数で表示されますが、ひとまずは気にせずに先に進んでください)
演習3
printを使って、789x789を出力するコードを書いてください。
演習4
printを使って、98760÷8を出力するコードを書いてください。
コメントについて
コードの説明やドキュメントのために、「コメント」を書くことができます。コメントは、プログラムの実行に影響を与えず、他の開発者がコードを理解しやすくするために役立ちます。Pythonでは、1行のコメントと複数行のコメントを書く方法があります。1行コメントは「#」から始まります。
複数行コメントは、3つの連続したシングルクォート(''')またはダブルクォート(""")で始めて、同じシンボルで閉じます。これにより、コメントを複数行にわたって記述できます。
Pythonのコメントは簡単に追加でき、コードの可読性とメンテナンス性を向上させるために重要な役割を果たします。適切なコメントを記述することで、他の開発者があなたのコードを理解しやすくなり、効果的なコラボレーションが可能になります。